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2018年に注目を集めた映画と言えば、上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』でしょう。制作費はわずか300万円、出演者も全て無名の俳優ばかり。そんな映画が突如として大きな話題となり、社会現象とまでなりました。では、なぜそのような爆発的な人気を得ることができたのでしょうか。

SNSによる爆発的拡散

ブームの発生源は、ソーシャルメディアでした。『カメラを止めるな!』を観た著名人がTwitterでツイートをすることで、ポジティブな評価が一気に拡がり、フォロワーが次々と劇場へ足を運びました。そして、鑑賞をしたユーザーが次々とツイッター上で賞賛することで大きな波として伝わっていきました。

止まらない波及効果

当初はわずか数箇所で上映開始となった『カメラを止めるな!』ですが、上映シアターはどんどんと増えていき、全国で150館を超え、連日超満員となりました。興行収入も10億円を超える見通しという予測も出ています。当初は無名だったキャストも、TV番組での露出が増えるなど、一躍脚光を浴びることとなりました。

盗作疑惑

そんな絶好調の『カメラを止めるな!」ですが、8月に入って突然盗作疑惑が取り沙汰されるようになります。皮肉なことに、この盗作疑惑によって『カメラを止めるな!』はさらなる話題性を得ることとなります。テレビのワイドショーでも取り上げられると、鑑賞者はさらに増えました。

一種の社会現象とまでなった本作ですが、盗作疑惑の結末や上田慎太郎監督、そしてキャストの人たちの今後の活躍には注目です。ぜひ一度、劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。